以前、有名なヨガの先生のワークショップに参加したことがある。
そのとき、瞑想についても習った。
ヨガというと、ポーズのことだと思う人も多いかもしれないけど、元々は瞑想だからね。
瞑想を深めるためにポーズが作られたんだよ、下記の本によると。
ともあれ、その教わった瞑想を意識してみたら、なぜか走ってもあんまり疲れなくてさぁ。
応用したら、人生全体にプラスの効果があるんじゃないかと思って。
説明しよう。
自分が行くのではなく、向かってくる
その有名な先生のワークショップで、こんな話を聞いた。
「みんなが今日帰るのに、駅に行くじゃない?
駅に行くんじゃなくて、駅が自分に向かってくるように意識すると、瞑想になる。」
そのあと、
「駅が向かってくる、向かってくると思いながら、ずっと足踏みしててください。
永久に駅にはたどり着けませんから。」
という冗談を言われて、面白かったので、その話はよく覚えていた。
「駅に行くんじゃない、駅が向かってくる。」
わかるようなわからないような話だけど、先日実践してみたんだよ。
駅ではないんだけどね。
瞑想の話を意識したら、走っても疲れなかった
先日、帰りを急いでいた日があってさ。
最寄駅から家まで、走って帰ったんだ。
そのときふと、「駅に行くんじゃない、駅が向かってくる」という話を思い出してさ。
家のほうに見える、街灯を見ながら思った。
「オレが走ってるんじゃない、街灯がオレに向かってくる」って。
そしたら、すーっと雑念が消えた。
「急がなきゃ」とか「疲れた」とか「そういえば、あれどうしようかな?」みたいな、走るときに考える必要がないことを考えなくなった。
なんていうのかなぁ…、時が止まったような、自分が別のところにいて、コントローラーで自分を操ってるような感覚になった。
「こう走ると疲れるから、走り方を変えよう」「これだ、これが一番ラクで速い」みたいな、走るのに必要なことだけ考えながら、自分が走ってるというより、景色が動いているような感じだった。
そして、家に着いた。
普段ほとんど走らないから、走ったら疲れるはずなのに、その時に限ってほとんど疲れることなく。
なんだ、これ?
なんかすごいぞ!
応用したら、人生全体にプラスになるかもしれない
今まで走るたびに疲れていたのは、余計なことを考えて、大事なことを考えていなかったからだということに気づいた。
普段走るとき、走るのと関係ない「疲れた」とか「急がなきゃ」とか「まだ遠い」とか色々考えて、肝心のどうやったらもっと速く走れるかとか、走るのがラクになるかとかに意識が向いていなかった。
だから、わざわざ疲れる走り方をして、そのまま力づくで動いていたから疲れていた。
ただ走ることに集中して、自分の肉体を脳が操るように意識できれば、そんなには疲れない。
これ、走ること以外も同じじゃないかと思うのだ。
仕事にせよ、家事にせよ、子育てにせよ、人付き合いにせよ、余計なことを考えて、大事なことを考えないから、疲れる。
ただその場に集中すれば、あまり疲れることなく、効率よくこなすことができる。
まだやってないからわからんけどね。
でも、そんな気がする。
今さらながら、瞑想のすばらしさに気づくスタートに立った気がする。
また何か気づきがあったら、ブログに書くよ!
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