読書

「人を殺すとはどういうことか」を読んで、幸せについて考えた【感想】

人を殺すとはどういうことか

「人を殺すとはどういうことか」という、無期懲役で服役されている美達大和さんが書かれた本を読んだ。

美達さんの生い立ち、服役前と服役後の心境の変化、服役しているのはどんな人たちかというのが主な内容ですべて興味深いのだが、個人的には最後のほうにちょっと出てくる一文が気になった。

「本が読めるだけで幸せ」という一文だ。

美達さんは、服役前は会社の経営をして、かなり成功されていたらしい。

服役してしまった以上、服役前の生活はできない。
だがそれでも幸せだという。

例えば、甘いものが好きで服役前はわざわざ飛行機に乗ってまで有名なスイーツを食べに行ったりしていたらしいのだが、今は刑務所でたまに出されるケーキを食べるだけで満足なのだそう。

その話に思うことがあってさ。
幸せってがんばって手に入れるものじゃなくて、すぐそこにあるものじゃないかと思うんだよ。

がんばって何かを成し遂げる。
それはそれでいいことだと思う。

でも、がんばるってキリがなくて。
月に20万稼いでた人は30万になったら嬉しいだろうけど、いずれは30万が当たり前になって、次は40万、50万ってなって、終わりがない。

よくよく考えたら、20万は20万なりの、30万は30万なりの幸せってあってさ。
毎日は食べられないけど、たまに食べるからこそケーキが美味しいみたいなね。

がんばることを否定するわけじゃないんだけど。
ただ、どこかで「足るを知る」ことが幸せにつながるんじゃないかと思うんだよ。

刑務所という、一般的に考えたら不幸と思えそうな場所にいる人が、幸せだと書かれていることが、その証明じゃないかと思ったんだよね。

オレには自由がある。
たまにはぜいたくができる、好きな本が読めるぐらいの稼ぎはある。
何より、大好きな家族がいる。

そういう今ここにある幸せを忘れずに、がんばってこうと思った。

…という、「人を殺すとはどういうことか」というタイトルとは全く関係ない感想。笑

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