仕事

精神論を言う上司がなぜ上司の器ではないのか、説明しよう

上司の器

先日、知り合いから「仕事が大変で上司に相談したら、逆に上司に詰められた」という話を聞いた。

「そんなことは自分で考えろ!」
「当事者意識がない!」

などなど…。

オレも会社の役員で、同じ上司なのではっきり言わせてもらおう。

精神論を言うような上司は、上司の器ではない。

説明しよう。

精神論ではほとんど何も解決しない

そもそも、「自分で考えろ!」「当事者意識が足りない!」などと言っても何の意味もない。

考えてみてほしい。

部下が相談してきている時点で、自分で考えてもわからなかったのだ。
だから、相談しているのだ。

それに対して、自分で考えろってさぁ…。
言い方悪いけど、ちょっと頭悪くないか?

いやね、あんまりやる気がない部下に対してだとか、やり方が決まってる仕事でただ気合いでやればいいとかなら話は別だよ?
「自分で考えろ!」でも「当事者意識がない!」でも効果はあるかもしれない。

ただ、そこまでやる気がない部下ってそんなにいないし、変化が激しい時代だから同じやり方でできる仕事も減ってきてる。

精神論ってどんどん意味がなくなってると、オレは思う。

相談してきた部下を詰めるなんて、人としておかしい

あと、相談してきた部下を精神論で詰めるなんて、その人性格も悪いよね。

いやだって、部下から上司に相談するって、結構勇気が必要なことじゃない?
できれば、自分で解決したいじゃない?

それでもどうしてもできなくて、勇気を出して上司に相談してきた。

なのに、そのクソ上司(あ、言っちゃった!笑)は、そういう部下の気持ちを何も汲まずに、ひたすらどうでもいい精神論で詰めるって…。
性格悪すぎでしょう?

精神論なんて大体何の役にも立たない上に、勇気を出して相談してきた部下を詰めるだなんて人としておかしい。
そんな人、絶対人の上に立つべきじゃないよね。

ビジネスモデルを考えるか、せめて一緒に考えるのが上司の仕事

オレ、自分が役員になって思うんだよ。
いかに、部下にラクな仕事を作るかが上司の仕事だな、って。

例えば、1時間働いても2,000円しか儲からない仕事じゃぁ、しょうがないわけよ。
「もっと早く仕事しろ!」とか、「サービス残業しろ!」って話になるわけよ。

そうじゃなくて、1時間働いたら5,000円儲かるような仕事を作る。
そしたら、部下も余裕をもって働ける。

そういうビジネスモデルを考えるのが、上司の仕事なわけよ。
具体的には、営業だったら単価の高い仕事を取れる売り方を考えるとか、管理部門だったらIT導入して一気に効率化を図るとか、まぁそういうことだね。

わからないなら、わからないなりに、部下と一緒になって考えるとかするしかない。

優秀な部下がいいアイディア出してくれるかもしれない。
仮に何もなくても、どうでもいい精神論言うよりはよっぽどマシ。

とにかく、精神論言うような上司は、上司の器ではない!

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